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Echo 第14話『音が戦闘の記憶を持つ夜』
敵が砕けたあとの静けさは、勝利の静けさではなかった。保守ブロック外縁の白い照明が安定を取り戻し、床の案内光も元…
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Echo 第13話『合わせることで見える輪郭』
保守ブロックの隔壁が閉じきる前に、異常は起きた。白い照明の下に入ったことで、むしろはっきりしたとも言える。第七…
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Echo 第12話『まだ戻れない夜』
保護圏へ向かう移動は、静かなほうが不気味だった。戦闘が終わった直後だというのに、第七区画寄りの通路は妙に整って…
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Echo 第11話『境界が崩れるとき』
第七区画の夜は、何かが崩れるときだけ、不自然に静かになる。Ariaが調整区画を出たとき、通路にはもう客の流れが…
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Echo 第10話『知らないまま鳴らす者』
Ariaは、自分が何かを観測されているなどとは、夢にも思っていなかった。第七区画の外れ。営業導線から半歩外れた…
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Echo 第9話『夜の第七区画』
第七区画に近い導線は、夜になると光の質が変わる。保守ブロックの白い照明とは違う。人を安心させるために少しだけ温…
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Echo 第8話『構成者の手前にあるもの』
戦闘のない時間ほど、Oracleにとって厄介なものはなかった。戦場にいるあいだは、考えるべき順番が決まっている…
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Echo 第7話『偶然で終わらせない者』
保守ブロックの朝は、戦闘の翌日でも少し遅れて始まる。正確には、人の動きだけが遅い。都市機能は夜のあいだも止まら…
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小説の簡単な説明
あまり深くの裏設定やバックストーリーは語るつもりはないのですが、自分の覚書も含めて、小説の構成を簡単に記載して…
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Echo 第6話『保留の奥で鳴るもの』
公開用の曲と、公開できない曲は、最初から別の顔をしている。Ariaはそれを、ここ数日でいやというほど知った。表…
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小説を書くに至った経緯
ほんの小さなきっかけです。「点を線にする」そんな思想がありまして、仕事上もそう創作もそうなんですが…。 仮説立…
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Echo 第5話『未完成の名前』
第七居住帯の朝は、夜の熱をうすく残したまま始まる。完全に静かになることはない。搬送音、告知音、開店前の調整音。…