カテゴリー: Real層

  • Echo 第19話『名前になる前の同期』

    保護圏の奥にある小さな調整室は、仮設にしては静かすぎた。外側の導線から一枚隔てただけなのに、音の残り方が違う。壁は簡素で、机も椅子も機材も最低限しかない。にもか…

    more

  • Echo 第20話『設計では作れない拍

    保護圏の一角にある仮設調整室は、戦闘用の部屋でも、純粋な練習室でもなかった。壁は薄い。机は簡素。持ち込まれた端末と最低限の音響補助だけがある。だが、その中途半端…

    more

  • Echo 第21話『Resonance Zero』

    保護圏の仮設区画は、昨夜までより少しだけ広い場所へ移されていた。完全な訓練場ではない。戦場でもない。だが二人だけの調整室よりは、明らかに“他者が入る前提”で空い…

    more

  • Echo 第22話『Resonance Zero / 初投入』

    保護圏の外周警告は、深夜に入ってから三度目だった。通常個体にしては寄りが早い。深度そのものは極端ではない。だが、散り方が鈍い。ひとつ消したと思えば、別の継ぎ目か…

    more

  • Echo 第23話『届いてしまったものの外側』

    保護圏へ戻ったあとも、胸の奥の震えだけがなかなか静まらなかった。戦闘は終わった。見えない敵も消散した。Nomadの記録も終わり、ShadowもSerowも、それ…

    more

  • Echo 第24話『残すもの、消されるもの』

    保護圏の空気は、戦闘直後の熱を引きずったまま、妙に静かだった。誰も大きな声を出さない。Ariaの通話が終わってから、その場に残ったのは、戦闘の余韻とは別の種類の…

    more

  • Echo 第25話『消されるはずだった席』

    保護圏の朝は、夜より冷たく感じられた。眠れなかったのはAriaだけではない。Oracleも。Nomadも。たぶんSerowもShadowも、それぞれ別の形で、昨…

    more

  • Real 第1話『立ち止まった夜の、そのあと』

    ーーー時を同じ頃、Real世界における彼らの物語も動きだすーーー。 夜の新宿は、何かが終わった人間を、妙にうまく紛れ込ませる。 人が多い。 光も多い。 音も多い…

    more

  • 制作小ネタ#1

    挿絵は、基本的にテキストプロンプトからの画像生成していますが、どうにも言うことを聞いてくれないときもありまして。そういうときは、PhotoShopにて、合成しつ…

    more

  • Real 第2話『反復の箱』

    Soilがいなくなってから、Shadowの時間は前へ進まなくなった。生きてはいる。食べる。寝る。起きる。外にも出る。何も壊してはいない。誰かに縋ってもいない。け…

    more

error: Content is protected !!