カテゴリー: Echo層

  • Echo 第1話『見えない圧の朝』

    Echo 第1話『見えない圧の朝』

    Echoの朝は、静かに壊れている。都市区画13の東面外壁では、夜のあいだに発生した微細な剥離が、白い粉塵となって通路の隅へ積もっていた。風はない。だが、粉塵だけ…

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  • Echo 第2話『音のない余熱』

    戦闘が終わったあとも、Echoの通路にはいつも少しだけ熱が残る。機材の駆動音。遅れて復旧する照明。壁の奥を流れる冷却配管の低い振動。それらが元の調子へ戻っていく…

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  • Echo 第3話『記録の夜、知らない名前』

    夜の保守層は、昼より静かで、昼より多くの音を隠している。Echo STRUCTURE ZERO の仮設居住区画は、戦闘待機室からさらに一層下がった保守ブロックの…

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  • Echo 第4話『光のある側の夜』

    第七居住帯の夜は、戦闘区画の夜よりも少しだけ軽い。軽い、といっても平穏という意味ではない。人が集まり、店が灯り、配信告知が流れ、移動導線に合わせて光量が変わる。…

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  • Echo 第5話『未完成の名前』

    第七居住帯の朝は、夜の熱をうすく残したまま始まる。完全に静かになることはない。搬送音、告知音、開店前の調整音。誰かの生活が、別の誰かの仕事の隙間を縫って流れてい…

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  • 小説を書くに至った経緯

    ほんの小さなきっかけです。「点を線にする」そんな思想がありまして、仕事上もそう創作もそうなんですが…。 仮説立てる → 潰す → 構造整理 構造整理として・記録…

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  • Echo 第6話『保留の奥で鳴るもの』

    公開用の曲と、公開できない曲は、最初から別の顔をしている。Ariaはそれを、ここ数日でいやというほど知った。表向きの活動は順調だった。第七居住帯での小規模ライブ…

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  • 小説の簡単な説明

    あまり深くの裏設定やバックストーリーは語るつもりはないのですが、自分の覚書も含めて、小説の構成を簡単に記載しておきます。① 世界観の軸・Real(現実):架空バ…

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  • Echo 第7話『偶然で終わらせない者』

    保守ブロックの朝は、戦闘の翌日でも少し遅れて始まる。正確には、人の動きだけが遅い。都市機能は夜のあいだも止まらず、照明管理も循環系も、何事もなかったように規定値…

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  • Echo 第8話『構成者の手前にあるもの』

    戦闘のない時間ほど、Oracleにとって厄介なものはなかった。戦場にいるあいだは、考えるべき順番が決まっている。敵の濃度。味方の位置。通すべき経路。切るべき判断…

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