-
Real 第16話『線になってしまう音』
最初の一音が落ちたあと、誰もすぐには次を言葉にしなかった。言葉を挟むと、たぶん壊れる。その場にいる全員が、なん…
-
Real 第15話『まだ名前がない』
Nomad が「一音でいい」と言ったあと、箱の中は少しだけ深く静かになった。誰も喋らない。喋ると薄くなると、全…
-
Real 第14話『まだ落ちていない一音』
地下の箱の空気は、いつもより静かだった。無音という意味ではない。スタッフの足音もある。カウンターの氷の音もある…
-
Real 第13話『鳴る前に呼ばれた夜』
電話が鳴った時、Shadow はゲームセンターの奥にいた。いつものフロア。いつもの明るさ。いつもの過剰な電子音…
-
Real 第12話『箱の空気』
地下へ降りる階段は、いつもより少しだけ狭く感じた。Oracle にとっては見慣れた入口だった。雑居ビルの脇。少…
-
Real 第11話『箱へ連れていく』
その夜、Nomad は最初から少しだけ機嫌が悪かった。正確には、苛立っていたわけではない。ただ、待つ段階はもう…
-
Real 第10話『語らず近づく』
Aria と三度目に会った夜、Oracle は自分でも少しおかしいと思った。待っていたわけではない。少なくとも…
-
Real 第9話『二つの音』
Nomad は、Oracle だけを見ていたわけではなかった。正確には、最初はそうだった。3Pバンド の頃から…
-
Real 第8話『言葉の外側で』
Aria と再び会ったのは、数日後だった。偶然と言えば偶然だった。けれど Oracle には、完全な偶然という…
-
Real 第7話『言い残した輪郭』
夜のゲームセンターは、相変わらずうるさかった。眩しい照明。スピーカーの高い音。筐体のデモループ。結果画面の派手…
-
Tokachi Heros
なんとなく、くだらない妄想。これから画像生成するもよし。楽曲作るも良し。必殺技考えるも良し。帯広モチーフ:豚丼…
-
Real 第6話『最初の音は、まだ誰にも言わない』
家に帰ってからも、Serowはしばらくケースを開けられなかった。買った。持って帰った。そこまでは現実だ。でも、…