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Real 第1話『立ち止まった夜の、そのあと』
ーーー時を同じ頃、Real世界における彼らの物語も動きだすーーー。 夜の新宿は、何かが終わった人間を、妙にうま…
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Echo 第25話『消されるはずだった席』
保護圏の朝は、夜より冷たく感じられた。眠れなかったのはAriaだけではない。Oracleも。Nomadも。たぶ…
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Echo 第24話『残すもの、消されるもの』
保護圏の空気は、戦闘直後の熱を引きずったまま、妙に静かだった。誰も大きな声を出さない。Ariaの通話が終わって…
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Echo 第23話『届いてしまったものの外側』
保護圏へ戻ったあとも、胸の奥の震えだけがなかなか静まらなかった。戦闘は終わった。見えない敵も消散した。Noma…
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Echo 第22話『Resonance Zero / 初投入』
保護圏の外周警告は、深夜に入ってから三度目だった。通常個体にしては寄りが早い。深度そのものは極端ではない。だが…
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Echo 第21話『Resonance Zero』
保護圏の仮設区画は、昨夜までより少しだけ広い場所へ移されていた。完全な訓練場ではない。戦場でもない。だが二人だ…
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Echo 第20話『設計では作れない拍
保護圏の一角にある仮設調整室は、戦闘用の部屋でも、純粋な練習室でもなかった。壁は薄い。机は簡素。持ち込まれた端…
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Echo 第19話『名前になる前の同期』
保護圏の奥にある小さな調整室は、仮設にしては静かすぎた。外側の導線から一枚隔てただけなのに、音の残り方が違う。…
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Echo 第18話『設計の外で鳴る合図』
通常個体がきれいに散ったあとも、通路にはまだ夜の薄い振動が残っていた。誰もすぐには戻らない。戻れるのに、戻らな…
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Echo 第17話『拍を変える者の仮定義』
保護圏へ戻ったあとも、誰もすぐには眠気の側へ落ちなかった。戦闘の熱が残っているというより、全員の内側で何かの噛…
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Echo 第16話『型の手前で噛み合う』
保守ブロックを出たとき、夜気は少しだけ乾いていた。第七区画寄りほど人の残り香はない。照明も均一で、案内表示も素…
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Echo 第15話『未完成のまま効くもの』
保守ブロックの簡易検証室は、居住区画よりさらに無機質だった。白い壁。最低限の吸音処理。記録用端末。可動式の小型…