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Real 第3話『まだ名前のない接続』
Shadowは、その翌週も同じゲームセンターにいた。来たいわけではなかった。けれど、来ない理由もなかった。音楽に戻る気はまだない。誰かと話したい気分でもない。家…
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Real 第4話『触れる前の指』
Serowは、その後もゲームセンターに通っていた。もともと来る場所ではあった。音が好きで、機械が好きで、入力と反応のあいだにある構造を見るのが好きだった。だから…
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Real 第5話『最初の一本』
楽器店の前で立ち止まった夜から、Serowは少しだけ変になった。変になった、というのは悪い意味ではない。今までは見れば済んでいたものが、見ているだけでは済まなく…
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Real 第6話『最初の音は、まだ誰にも言わない』
家に帰ってからも、Serowはしばらくケースを開けられなかった。買った。持って帰った。そこまでは現実だ。でも、部屋の床に置かれた黒いケースを見ていると、急に全部…
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Tokachi Heros
なんとなく、くだらない妄想。これから画像生成するもよし。楽曲作るも良し。必殺技考えるも良し。帯広モチーフ:豚丼・中心都市役割:バランス・リーダー性別:男性属性:…
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Real 第7話『言い残した輪郭』
夜のゲームセンターは、相変わらずうるさかった。眩しい照明。スピーカーの高い音。筐体のデモループ。結果画面の派手な演出。誰かの歓声。誰かの舌打ち。全部が混ざって、…
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Real 第8話『言葉の外側で』
Aria と再び会ったのは、数日後だった。偶然と言えば偶然だった。けれど Oracle には、完全な偶然という気が少しだけしなかった。あの夜、一度だけ音に触れて…
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Real 第9話『二つの音』
Nomad は、Oracle だけを見ていたわけではなかった。正確には、最初はそうだった。3Pバンド の頃から、Oracle の才能は見えていた。前に立つ人間で…
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Real 第10話『語らず近づく』
Aria と三度目に会った夜、Oracle は自分でも少しおかしいと思った。待っていたわけではない。少なくとも、そう言い切れるつもりだった。いつも通り機材を出し…
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Real 第11話『箱へ連れていく』
その夜、Nomad は最初から少しだけ機嫌が悪かった。正確には、苛立っていたわけではない。ただ、待つ段階はもう過ぎている、と感じていた。Oracle は変わり始…